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トム・ハンクスと海賊
これを聞いてピンときた方はかなりのコンテナ船通です。2013年に公開された映画ですが、当時は久々に船を取り扱った映画が出たなと思ったものです。
2009年4月にアフリカのソマリア沖で発生した「マースク・アラバマ号事件(Maersk Alabama hijacking)」を映画化したもので、トムハンクスが船長として登場します。
「マースク・アラバマ号事件」の詳細はこちら
Maersk社の雑学ですが、船名に「○○ Maersk」とMaerskが後ろに来るものと、「Maersk ○○」と前にくる場合がありますが、前者は自社船(Maerskが所有している船)、後者はチャーター船となります。
あらすじは、アフリカのソマリア沖を航行していたMaersk Alabamaが海賊に襲撃され、船が占拠されてしまいます。そして、海賊は船長を人質にとり救命ボートで逃走しましたが、アメリカ海軍に取り囲まれ、船長の釈放を要求されますが、釈放に応じないため、最終的に海賊が射殺され船長を救出するというものです。
私がコンテナ船に乗船している間、幸いなことに海賊に襲撃されたことはありませんが、出没エリアを何度も航行し、怖い思いをしてきました。私の経験については、またご紹介したいと思います。
この撮影では、実際にMAERSKからコンテナ船をチャーターして撮影されていますので、実船ならでは、臨場感が伝わってきます。放水しながら航行するシーンは、私が乗船していたコンテナ船でも海賊海域を航行するときは常時行っており、経験したままの状況でした。
海賊に対して同情の余地はないものの、この映画に出てくる海賊もそうですが、非常に貧しい漁師が多くようで、本業でやっている人はあまりいないのではないでしょうか?
まだ、見たことが無い方がいましたら一度ご覧ください。