過熱する超大型コンテナ船市場 (MSC、CMA-CGM)や22,000TEU型発注か?(CMA-CGM)でもお伝えしたとおり、フランスのCMA-CGMが、正式に22,000TEU型の大型コンテナ船の発注を正式に発表しました。
CMA-CGMは15日、2万2000TEU型コンテナ船9隻を発注したと発表した。2019年末からデリバリーを受ける。発注先は明らかにしていないが、中国国営の上海外高橋造船と滬東中華造船所の2カ所での建造となるもよう。1万TEU超の大型コンテナ船の発注は約2年ぶり。また同日発表した17年第2四半期(4〜6月)業績は、最終損益が2億1900万ドルの黒字となり、前年同期の1億2900万ドルの赤字から3億ドル超の大幅な回復となった。
CMA-CGMが発注する2万2000TEU型コンテナ船は、現在就航しているコンテナ船の中で最大であるOOCLの2万1413TEU型コンテナ船を抜いて世界最大となる見込みだ。新造船は重油とLNGを燃料として使える二元燃料(デュアル・フュエル=DF)エンジンを搭載するか、LNG燃料化への改造に備えて事前準備だけ行う「LNGレディ」とするかが検討事項になっていた。新造船の詳細は明らかにされていないが、LNG燃料推進となっていれば、大型コンテナ船としては初のガス焚き船となる。
今回の発注は、過去2年間途絶えていた超大型コンテナ船の発注再開という点でも注目される。これまでは船会社側の業績悪化と市況低迷、既に船腹が供給過剰となっていることなどから発注が抑制されてきたが、今回の発注を機に新造発注が再び活発化するかどうかが焦点となる。マースクラインやハパックロイドなど一部の大手欧州船社は、当面新造船発注は不要との立場を表明しているが、今後の他船社の動向が改めて注目されそうだ。
業績は運賃および荷動きの回復を受け、大幅に改善した。17年第2四半期(4〜6月)は売上高が前年同期比56.8%増の55億5000万ドル、コアEBIT(金利・税引き前損益)は8100万ドルの赤字から4億7200万ドルの黒字となった。コンテナ輸送量は33.3%増の473万TEU。APLの買収完了と4月からのオーシャン・アライアンス発足を背景に、コンテナ輸送量が大きく増加するとともに、コンテナ1本当たりの平均運賃も12.5%上昇した。(2017年9月19日付け 日刊カーゴより)
2019年末からのデリバリーということで、2020年の半ばには今回発注する9隻全てが揃うと思いますが、その時まで、現在の市況が続くとは考えにくく、竣工する船腹が供給過剰に拍車をかけるきっかけにならないことを祈るばかりです。
また、基幹航路に就航している主要船社のうち、20,000TEU型を建造していないのは、Hapag-LloydとEVERGREENだけとなりました。(邦船社については、MOLが既に建造されているため除外)
現在のところ、ドイツのHapag-Lloydについては20,000TEU型などの新造船の建造予定は無いとしていますが、今回のニュースのように、今後、船腹の供給圧力が強まると予想される中で、どう対応するのか注目です。
さらに、台湾のEVERGREENについては、現在、20,000TEU型のコンテナ船を検討しているところにとどまっていますが、こちらも目が離せません。
また、今回発注したコンテナ船の推進燃料としてLNGが検討されていますが、日本のタグボートでも、すでに商業ベースで実用化されています。ただ、補給拠点を確保できるかや乗組員への教育などの問題がありますので、課題はいくつかあるようです。
台湾に本社が置く「WAN HAI LINES Ltd.」は、2018年4月16日より日本と東南アジアを結ぶ新たな航路サービスを開始すると発表しました。航路サービス名は「NS1」で、国内は主要5港と川崎に、外地は中国、香港、シンガポール、マレーシア、ベトナムに寄港します。このため、四日市港への寄港は...
≫続きを読む
先日、「ONEコンテナ、日本へ回送」と言う記事で、ONEコンテナの一部が日本に入ってきた事をお伝えしました。 また、「ONE公式チャンネル開設」では、名古屋港に陸揚げされる様子が記録され、四日市港でもいずれ見かける機会があるだろうと述べましたが、意外な形で対面することになりました。 2018年(平...
≫続きを読む
パキスタンのカラチ港で、Hapag-Lloyd船同士の接触事故があったようです。過去、船に乗船していた者にとって、出来れば取り上げたくない内容でもあります。また、今回は国外での起きた事故なので、国内ではほとんど報道されていませんし、Hapag-Lloyd社のHPにも出ていません。ただ、船の運航には...
≫続きを読む
日本国内では、あまり取り上げなくなってきているこのコンテナ船の火災について、続報を入手しました。 3月15日12:30現在、「Maersk Honam」は、4〜5隻のタグボートに曳航され、北緯12度50分、東経65度19分の位置にあり、オマーン又はインドのムンバイに向かっているようです。また、依然...
≫続きを読む
前回までの記事【第1報】「Maersk Honam」、アラビア海で火災発生中 【第2報】「Maersk Honam」、アラビア海で火災発生中 アラビア海で火災を起こしている 「Maersk Honam」の続報です。火災は鎮火の方へ向かっており、また、不明だった4名のうち3名の死亡は確認された様です...
≫続きを読む
前回の記事:【第1報】「Maersk Honam」、アラビア海で火災発生中 アラビア海洋上で、3月6日午後3時過ぎにカーゴホールド部分から出火し現在も必死の消火活動が行われている「Maersk Honam」ですが、10日2時現在でも鎮火の目途は立っていないようです。 また、非常に悲しいニュースも入っ...
≫続きを読む
心配な情報が入ってきました。MaerskとMSCが組んでいる2MのJADEサービス(アジア〜地中海航路)に就航する1隻、「Maerk Honam」がアラビア海の洋上で火災発生、被害者が出ているようです。Maerskからの公式発表「Maersk Honam」現在位置(Vessel Finder) ...
≫続きを読む
Penmi様提供 今回は、OCEAN NETWORK EXPRESS(ONE)カラーのコンテナ船をご紹介したいと思います。現在、JMU呉事業所で1隻、今治造船株式会社広島工場で1隻が艤装中のようです。JMU呉事業所の方は元NYK船 、今治造船所の方は元KLINE船のようです。 先日、ONEの幹部とお...
≫続きを読む
オーシャン・ネットワーク・エクスプレス(ONE)が、動画共有サービス「Youtube(ユーチューブ)」上に公式チャンネルを開設しました。先日、デリバリーを受けたONE仕様のコンテナ製造の様子や、名古屋港にONEコンテナが到着した様子なども公開されています。 その中で、本船から揚げられる様子が映って...
≫続きを読む
来月4月よりT.S.LINESのJTK2航路の寄港地から四日市港が抜かれることが発表されました。JTK2航路は、昨年初めは、中国・台湾・香港・ベトナム航路となっていましたが、昨年(2017年)半ばにベトナムのハイフォン港が寄港地から外れ、さらに今回の発表になったものです。 このことにより、四日市...
≫続きを読む
CMA-CGMは26日、2万600TEU型コンテナ船「CMA CGM Antoine De Saint Exupery」の引き渡しを受けたと発表した。同船は韓進重工で建造したもので、フランス船籍のコンテナ船としては過去最大船型となる。来月6日からオーシャン・アライアンスのアジア−北欧州サービス「...
≫続きを読む
(同社HPより)少し遅くなりましたが、川崎汽船株式会社(KLINE)の14,000TEU型竣工の記事です。(竣工日:1月18日)KLINEも14,000TEU型のコンテナ船を、国内の今治造船株式会社広島工場で建造していたようです。 同船は、2015年に竣工した同シリーズ船の第2世代5隻中の1隻目で、...
≫続きを読む
コンテナ船の船腹量世界第4位のCOSCO SHIPPINGの2万TEU型コンテナ船の竣工記事です。同社は、既に香港の船社OOCLの買収を発表しており、完了すればフランスのCMA-CGMを抜いて第3位に浮上するなど、急速に船腹を拡張している中国の船社です。 また、同社はOCEAN ALLIANCEの...
≫続きを読む
今後の動きが注目される台湾のEVERGREEN社ですが、引き続き、単独で運営を行っていくようです。 現在、EVERGREEN社は、運航規模で約106万TEU、世界第6位となっていますが、現在のままですと、4月以降は邦船3船社のOCEAN NETWORK EXPRESS(ONE)が約145万TEUと...
≫続きを読む
昨日(1月26日)、OCEAN NETWORK EXPRESS(ONE)から4月1日から開始する航路サービスの発表がありました。既にONEが参画するザ・アライアンスの航路サービスが発表されていますので、今回は主にイントラアジア航路や南米、アフリカ、豪州などの航路サービスとなります。イントラアジア...
≫続きを読む
邦船3社の統合会社「オーシャン ネットワーク エキスプレス」(ONE)ですが、2018年(平成30年)4月のサービス開始に向けて順調に進んでいるようで、前回紹介したONEコンテナ引き渡しへの続報となります。【これまでのONE関連記事】邦船3船社の統合邦船連合「ONE」始動ONEコンテナ引き渡しへ【...
≫続きを読む
(四日市港に寄港している「MSC CARLA 3」で、本文記事と関係ありません。) 船体の延長による積載量の増加を狙い、MSCが運航船11隻を対象に工事を行うようです。 コンテナ船第2位のMSCはこのほど、世界初となる超大型コンテナ船の延伸改造工事を決定した。1万4000TEU型コンテナ船を切断し、...
≫続きを読む
ザ・アライアンスに続いて、CMA-CGM、COSCO、EVERGREEN、OOCLで構成するオーシャン・アライアンスの2018年4月からのサービス体制の発表がありました。こちらの方も、ザ・アライアンスと同じく、日本への寄港便数に変更は無いようですが、このアライアンスでは、引き続き名古屋港には寄港し...
≫続きを読む
邦船3社の連合体オーシャンネットワークエキスプレス(ONE)が所属するアライアンス、「ザ・アライアンス」の2018年4月からのサービス体制が発表されました。ザ・アライアンスは、現在、邦船3社とHapag-Lloyd、Yang Mingの5社で組織しており、2M(MAERSK、MSC)、オーシャンア...
≫続きを読む
(写真はAPL HPより)四日市港に直接寄港していませんが、現在CMA-CGM傘下にあるAPL(AMERICA PRESIDENT LINE)が日本に寄港を開始してから150年を迎え、先日(2017年12月12日)に横浜で記念式典が行われたようです。今回は、APLとはどのような船会社なのかご紹介しま...
≫続きを読む
最近、国内の港湾で懸案事項となっていた、年末年始の荷役について労使で合意がされたようです。 港に船が着いても、荷物を取り扱う事業者がいなければ全く価値がなく、その点では、大雨でも強風でも港湾事業に従事する方の努力には本当に頭が下がります。現在、日本の港湾では364日(1月1日は除く)が原則稼働とな...
≫続きを読む
邦船3社の連合体Ocean Network Express(ONE)設立から約5か月が経ちましたが、2018年(平成30年)4月の本格的なサービス開始を前に、ONE仕様の新しいコンテナのデリバリーを受けたようです。ONE関係の前記事 オーシャン・ネットワーク・エクスプレス(ONE)はこのほど、来年...
≫続きを読む
(OOCLのHPより) 今回は、OOCLの4番船「OOCL UNITED KINGDOM」 に引き続き5番船の竣工記事です。 現在までのOOCLの2万TEU型のコンテナ船の竣工状況です。 1番船「OOCL HONG KONG」 2番船「OOCL GERMANY」 3番船「OOCL JAPAN」 4番...
≫続きを読む
COSCO Shipping Lines(中国)の運航コンテナ船隊は来年末までに解撤(スクラップ)の可能性を考慮に入れない場合、300万TEUに達し、Maersk Line(デンマーク)、MSC(スイス)に続き世界第3位となる見通し。AXS-Alphaliner(仏)が調査結果を分析したもの。 来...
≫続きを読む
写真は3番船「MOUSCOW MAERSK」 Maersk Line DSME建造の2万TEU型"Monaco Maersk"竣工(17-11-02) Maersk Line(デンマーク)はこのほど、韓国の大宇造船海洋(DSME)に発注したEEE Mark2型11隻シリーズの5番船"Monaco M...
≫続きを読む
(写真は、試運転航海に出発する5番船「MOL TRUTH」) 邦船社で唯一2万TEU型コンテナ船を建造しているMOLの6隻シリーズのうち4番船、5番船が竣工した記事の紹介です。 MOLは6隻のうち4隻を韓国の造船所で、残りの2隻を日本の造船所に発注しており、1番船 「MOL TRIUMPH」2番船 ...
≫続きを読む
Maersk Line(デンマーク)はこのほど、韓国の大宇造船海洋(DSME)に発注したEEE Mark2型11隻シリーズの4番船"Milan Maersk"(20,568TEU)の引き渡しを受けた。 EEE Mark2型は、2013年6月〜2015年6月に引き渡された19,340TEU型EEE ...
≫続きを読む
ここにきて、20,000TEUを超える動きが活発化しています。先日、22,000TEU型コンテナ船建造決定(CMA-CGM)をご紹介しましたが、間髪入れず、次はMSCの建造計画が浮上しました。MSC(スイス)は先週、韓国の大宇造船海洋(DSME)に世界最大の22,000TEU型コンテナ船11隻を発注...
≫続きを読む
7月7日付けで設立されたNYK、MOL、KLINEの邦船連合体「Ocean Network Express(ONE)」ですが、営業開始日である平成30年4月に向けて着々と準備が進んでいます。 ここでONE結成に至る過程について、簡単に説明します。 コンテナ船事業を行う船会社は、近年、中国を始めとす...
≫続きを読む
OOCL(Orient Overseas Conatainer Lines:本社香港)の20,000TEU型の4番船の竣工についての発表がありました。「OOCL UNITED KINGDOM」竣工プレスリリース(OOCL ジャパン HPより(英文)) OOCLは27日、サムスン重工業で2万141...
≫続きを読む
過熱する超大型コンテナ船市場 (MSC、CMA-CGM)や22,000TEU型発注か?(CMA-CGM)でもお伝えしたとおり、フランスのCMA-CGMが、正式に22,000TEU型の大型コンテナ船の発注を正式に発表しました。 CMA-CGMは15日、2万2000TEU型コンテナ船9隻を発注したと発表...
≫続きを読む
日本でも玩具販売店として有名なトイザらス(米国)が、9月19日に連邦破産法を申請しましたが、その影響が拡がってきています。トイザらスは、大型店ならではの品揃えや安さを武器に一時代を築いてきましたが、アマゾン・ドット・コムなどのインターネット通販の攻勢で消費者が奪われ、近年急速に業績が落ちたようです。...
≫続きを読む
中国船社であるCOSCO SHIPPING LINESが、先日のOOCLの買収に続き、その次の一手を着々と考えているようです。シンガポール船社PIL(パシフィック・インターナショナル・ラインズ)との関係を強化するとの記事がありました。コスコ・シッピング・ラインズは5日、シンガポール船社PILとコンテ...
≫続きを読む
今年(2017年)4月から、新造コンテナの一大生産地中国で、コンテナに使用する塗料の規制が変更になり、油性ペイントの使用が禁止されました。これにより、これまで油性ペイントを使用していた中国の大半の工場では、水溶性ペイントに切り替えるため、2〜3か月間の製造停止を強いられていました。 昨年来の韓進海...
≫続きを読む
OOCLは1日、2万1413TEU型コンテナ船「OOCL Japan」の命名式を韓国のサムスン重工業で開催した。新造船はサムスン重工で連続建造する超大型コンテナ船6隻シリーズの第3番船で、現在就航しているコンテナ船としては世界最大となる。「OOCL Japan」は、OOCLが所属するオーシャン・ア...
≫続きを読む
各船社から2万TEU型コンテナ船の建造計画の発表が相次ぐ中、Hapag-Lloydのロルフ・ハベン・ヤンセンCEOは、「当面、新たな新造船発注を行う考えはない」との方針を明らかにしました。5月24日付でHapag-Lloydは中東船社UASCと統合しており、まずは事業統合の効果を最大化することに注力...
≫続きを読む
中国国務院は先月、中国に原材料として輸入されている古紙や廃プラスチックなどのリサイクル品について、環境に有害なものの輸入を来年から規制する方針を明らかにした。また2019年末までに、中国国内のリサイクル率をさらに高め、中国国内で代替可能なものについて輸入調達からの切り替えを段階的に行っていく。中国...
≫続きを読む
MSC(スイス)が世界最大型となる22,000TEU型コンテナ船の新造計画を打ち出し、韓国の三星重工業に6隻、大宇造船海洋に5隻の計11隻を発注する見通しと伝えられる。硫黄酸化物(SOx)規制が強化され、2020年から一般海域で使用する船舶燃料油の硫黄含有量が現行の3.5%から0.5%へ引き下げら...
≫続きを読む
OOCLは22日、サムスン重工業で建造している2万1413TEU型コンテナ船の2番船「OOCL Germany」の引き渡しを受けたと発表した。シリーズ第1船の「OOCL Hong Kong」と同じく、オーシャン・アライアンスのアジア―北欧州サービス「LL1」に投入される。 「OOCL Germany...
≫続きを読む
近いうちに、どこかの船社が発表すると思っていましたが、次はCMA-CGMです。最近、MOLの20,150TEU型の3隻目の引き渡しが済んだニュースもあり、OOCLやEVERGREEN、MAERSK、COSCOなど主要船社が20,000TEU型のコンテナ船を建造していく中で、CMA-CGMは継続して検...
≫続きを読む
先日、ついに発表がありました。コスコ・シッピング・ホールディングスは9日、香港のOOCLを買収すると発表した。上海港を運営する上海国際港務(SIPG)と共同での買収で、買収価格は492億3100万香港ドル(約7200億円)となり、CMA-CGMによるNOLの買収価格3000億円をはるかに上回る巨額買...
≫続きを読む
(写真は1番船の「MADRID MAERSK」)Maersk Line(デンマーク)はこのほど、韓国の大宇造船海洋(DSME)に発注したEEE Mark2型11隻シリーズの2番船"Munich Maersk"(20,568 TEU)の引き渡しを受けた。 EEE Mark2型は、2013年6月〜201...
≫続きを読む
20,000TEU型コンテナ船が16日、上海外高橋造船で進水した(写真)。中遠海運集運(COSCO Shipping Lines)が2015年に発注した20,000TEU型11隻のうち上海外高橋造船で建造中の3隻の第1船で、中国で開発、建造された最大型コンテナ船。 上海外高橋造船と中国船舶工業集団(...
≫続きを読む
日本の港湾政策を統括する国土交通省で国際コンテナ戦略港湾政策推進委員会が開催されました。日本全体の話として、基幹航路の日本飛ばしが顕著になってきてから、基幹航路の母船を?ぎ止めるための政策が中心で、トランシップを前提に考える政策は、母船の直接寄港と相反する政策だったので、真剣に議論をされていませんで...
≫続きを読む
韓進海運の経営破たんを受けて、不定期船社コリアラインなどを傘下に置くコングロマリット、SM(サムラ・ミダス)グループが設立した船社です。主に韓進海運の元社員が移籍した会社で、現時点での運航規模は小さいですが、既に日韓航路、東南アジア航路をはじめ北米航路にも自社配船を開始しており、今後、大きく伸びてく...
≫続きを読む
以前、紹介した20,000TEU型の超大型コンテナ船に関する記事を見つけました。何が悲しいかと言うと、4月上旬の時点では、この記事の1番船である「MOL TRIUMPH」が20,150TEU型として竣工し、意気揚々と欧州に向けて処女航海に出発しました。この時点では、間違いなく世界で最大の積載量を誇る...
≫続きを読む
先日、邦船3社の定航部門を統合する新会社の社名が発表されました。 日の丸連合体ということで、当初は、社名のどこかに「Japan」が含まれるのではないか、また、各社に歴史があるので、各社名が消えるのをそれぞれ譲らず、全社名が入るのではないかと(例えば、商船三井川崎郵船など)、周りではこの社名の話題で...
≫続きを読む
平成29年4月19日付けの日刊カーゴに気になる記事が掲載されていましたので紹介します。概要は、今年から20,000TEUを超える超大型コンテナ船が続々と竣工するという記事で、先日、MOLの「MOL TRIUMPH」(20,150TEU)が竣工し話題となりましたが、すでにMaerskの「MADRID ...
≫続きを読む