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「WAN HAI 225」(WAN HAI)

MOL

日タイ航路に就航している本船です。記憶しているだけでも、この航路で15年以上は就航していますので、四日市港にとっては馴染みのある船名ではないかと思います。

 

少し前の記事ですが、台湾3大船社の業績が掲載されていました。

 

台湾主要3船社の2016年7〜9月期決算は、ワンハイラインズが黒字を維持する一方、エバーグリーンラインとヤンミン・マリン・トランスポートが赤字と明暗が分かれた。エバーグリーンは約18億台湾ドルの赤字だが、前年同期比では改善。一方でヤンミンは約47億台湾ドルの赤字となり、昨年からさらに12億台湾ドル悪化した。荷動きや運賃低迷で業績悪化が続くなか、台湾の交通部は15日に、大手2社を対象とする総額600億台湾ドルの支援策を発表している。(H28.11.24 日刊カーゴ)

 

推測するに、エバーグリーンラインとヤンミン・マリン・トランスポートについては、東西主要航路を中心とする荷動きと運賃の低迷を背景に苦戦していますが、ワンハイラインズについては、その比率が低いため差が出たのではないかと思っています。

 

そんな、ワンハイラインズですが、4月から新しいサービスを始めるようです。残念ながら、現在、同社は日本発北米へのサービスを行っておらず、日本に寄港することはありませんが、今後の日本寄港に期待したいと思います。

 

ワンハイラインズは26日、今年4月からのアジア―北米航路の新サービス体制を発表した。自社運航船を投入する中国―北米西岸間の2ループに加え、スロット交換の形で1ループを提供する。

 

 「CP1」と「CP2」は、それぞれ8000TEU型船と5500TEU型船各6隻を投入する定曜日ウイークリーサービス。他船社との提携と見られるが、詳細は公表していない。「CP1」の寄港地、ローテーションは、厦門―南沙―香港―塩田―ロングビーチ―オークランド―厦門。「CP2」は、青島―上海―寧波―ロサンゼルス―オークランド―青島。(H29.1.30 日刊カーゴ)

 

 

【航路】
JTT航路

 

【寄港地】
四日市−台北−台中−高雄−香港−レムチャバン−バンコク−レムチャバン−高雄−台中−台北−東京−横浜−名古屋−四日市

 

【要目】
Vessel Name: WAN HAI 225
IMO Number: 9074468
Vessel Type: Container Ship (Fully Cellular)
Call sign: S6FX5
MMSI: 564394000
Maiden Name: WAN HAI 225
Shipyard: Naikai Zosen Corp
Hull No.: 595
Year: 1994
Registered Owner: Wan Hai Lines Singapore Pte
Ship Manager: Wan Hai Lines Ltd
ISM Manager: Wan Hai Lines Ltd
Overall Length: 172.15 m
Breadth: 27.00 m
Maximum depth: 14.60 m

Maximum Speed: 17.5 kt
Deadweight: 23792 t
GRT: 16988 t
BRT: 16988 t
NRT: 7287 t
Maximum TEU capacity: 1368 teu
Reefer Containers (TEU): 70 teu
Engine Maker: MAN-B&W
Engine Type: MAN-B&W 7S50MC
Engine Power, kW: 9101 kW
Other engines: 3x : 650 kW
Handling equipment: None