【送料無料】 世界のコンテナ輸送と就航状況 2017年版 / 日本郵船調査グループ 【本】 価格:10,260円 |
【2017年】世界のコンテナ取扱量TOP10
【参考】 2016年世界のコンテナ港ランキング50
世界のコンテナ取扱量上位10港の2017年実績が出そろったようです。オランダ・ロッテルダム港が11位に後退した12年以降、6年連続で上位10港の顔ぶれは変わっておらず、昨年は順位変動もありません。上位10港の取扱量の合計は、世界全体の海上コンテナ荷動きの伸びに伴い、前年比6.9%増の2億3377万TEUと増加しました。また、2000万TEU以上を取り扱った港湾は7港となり、16年の4港から大幅に増えています。
上海港は世界で初めて4000万TEUを突破し、7年連続の首位となっています。昨年12月には世界最大の自動化ターミナルである洋山4期コンテナターミナルが稼働するなど、今後もこの勢いは継続する見込みです。
2位のシンガポール港は6年連続で3000万TEUを突破し、過去最高となった14年実績に肉薄する水準です。3位の深?港も2年ぶりに増加し、4位の寧波港は上位10港では唯一の2桁増となっています。新たに2000万TEUを突破したのは香港、釜山、広州の3港です。香港は11年に記録した2438万TEUを境に16年まで5年連続で減少しましたが、昨年は再び2000万TEU台に回復、同じ華南港湾の広州港も堅調に伸びています。釜山港は16年、韓国最大手の韓進海運の経営破綻の影響を受けて伸び悩みましたが、トランシップ貨物の積極的な誘致もあり、初めて2000万TEUを上回りました。
11位以下をみると、1000万TEU以上の港湾は15港となり、新たに厦門が加わったようです。、また欧州の玄関口のロッテルダム港は10.9%増の1373万TEUで、マレーシアのポートクランを抜き11位に浮上したようですが、詳細なデータが揃い次第報告します。
順位 |
港名(国名) |
2017年 コンテナ貨物取扱量(TEU) |
伸び率 (前年比) |
|---|---|---|---|
1 |
上海(中国) | 40,180,000 |
8.2 |
2 |
シンガポール |
33,667,000 |
8.9 |
3 |
深セン(中国) | 25,250,000 |
5.3 |
4 |
寧波(中国) | 24,640,000 |
14.3 |
5 |
香港 | 20,775,000 |
4.8 |
6 |
釜山(韓国) | 20,473,000 |
5.2 |
7 |
広州(中国) | 20,100,000 |
7.7 |
8 |
青島(中国) | 18,300,000 |
1.4 |
9 |
ドバイ | 15,368,000 |
4.0 |
10 |
天津(中国) | 15,040,000 |
3.6 |
番外 |
四日市(日本) | 196,950 |
9.8 |
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