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コンテナ船でクルーズ?(CMA-CGM)
船旅というと、皆さんはどんな船をイメージしますか?飛鳥Uなどの大型の客船?さんふらわあなどのフェリー?
今回紹介するのは、一般の方がコンテナ船に乗船して各港を回る船旅についてご紹介です。
実は、昭和30年〜40年までは(定期航路にコンテナ船が就航するまで)、定期船(在来船)に船客として乗るサービスがありました。分類上、客船ではなく貨客船と呼ばれるものです。飛行機が今ほど一般的でなく、海外に渡航するために船を使わざるを得なかった時代の話です。
また、貨客船の定員は12名以内と定められているため、一度に乗船できる人が限られていることや、そもそも、各社がサービスを大きく宣伝していなかったようで、知らない人が多いですが、当時は邦船3社も貨客船事業も行っていました。
しかし、飛行機が発達したこと、容易に想像できると思いますが採算の良い事業ではないことから、どの船社も貨客船事業から撤退していきました。
ところが、あるブログを見て驚きました。まだまだ、貨客船事業を行っている船社があるではないですか。
その船社は、CMA-CGM(本社:フランス)です。(他にあるかもしれませんが、ひっそりとサービスをしているようです。)
四日市港に現在寄港している船社ではありませんが、一時期、釜山へのフィーダー航路で四日市港に寄港していた時期がありました。
ちなみにCMA-CGMは、日本ではなじみが無いかも知れませんが、コンテナ船の船腹量がMaersk、MSCに次いで第3位で、最近ではNOL(APL)、ANL(オーストラリア)、COMANAV(モロッコ国営)、Cheng Lie Nav.(台湾)などを次々に買収していますが、買収を重ねて大きくなった船社です。
このブログの方は、香港で乗船、中国、ベトナム、マレーシアと4か国を回り、総額約22万円の費用がかかっていますが(乗下船するための飛行機代などで大きく変わるようです。)、貴重な経験をされたのではないかと思います。
また、申し込みや乗下船地までの諸手続きなどは、自分で行わなくてはならず非常に面倒なのがブログからも伝わってきますが、時間とお金があれば自分も試してみたいですが、皆さんは如何でしょうか?
参考までにCMA-CGMのCARGO CRUSEのHPもどうぞ。(英語)