【送料無料】 世界のコンテナ輸送と就航状況 2017年版 / 日本郵船調査グループ 【本】 価格:10,260円 |
【第3報】ヒアリ騒動を考える【名古屋港で発見】+アカカミアリ【大阪港で発見】
予想どおりというか名古屋港でも発見されました。
事の顛末は以下のとおりです。
6月23日(金)国土交通省の発表した調査では名古屋港で確認できなかったと発表。
6月27日(火)に鍋田ふ頭コンテナターミナルでヒアリらしきアリを発見、環境省に鑑定を依頼。
6月30日(金)にヒアリと確認。
23日以降も関係者は定期的に監視していたため発見に至ったと思われます。名古屋港には複数のコンテナターミナルがありますが、特に鍋田ふ頭コンテナターミナルは韓国、中国航路の貨物が集中するコンテナターミナルですので、発見する可能性はもともと高かったのではないでしょうか。
次は、この南沙港へ寄港するコンテナ船が寄港していた東京港、横浜港、門司港あたりではないでしょうか?いずれにしても、その他に、南沙港と定期航路で結ばれている港は、全部で20港以上あるようなので、早急な対応が求められます。
四日市港については、直接南沙港と結ばれているコンテナ定期航路はありませんが、国土交通省の通知により調査した結果を見る限り、現在のところヒアリの存在は確認していないようです。
一方で、少し話が遡りますが、6月17日、大阪・南港に陸揚げされたフィリピンからの貨物船のコンテナの中からアリが数匹見つかり、専門家が調べたところ、体の色や形の特徴から外来種の「アカカミアリ」が発見されています。ヒアリに比べて毒性は低いようですが、6月20日には神戸港のコンテナ置き場でも見つかっているようです。
特筆すべき点は、アカカミアリはフィリピンのマニラ港から運ばれた可能性があるということです。四日市港では、マニラと直接結ばれる航路は現在3航路ありますので、ヒアリよりもその存在が現実的になってきます。
いずれにしても、四日市港でも調査を継続して行うようですので、その結果を待ちたいと思います。