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【第2報】ヒアリ騒動を考える
神戸港で見つかった特定外来生物のヒアリ関係の続報です。国土交通省はこの発見を受けて19日付で港湾管理者あてに中国・広州の南沙港からの貨物の取り扱いのある港湾で緊急に施設点検を実施し結果を22日までに各地方整備局に回答するよう通知したようです。
これを受けて、名古屋港では、南沙港を経由したコンテナ船が着岸している飛島と鍋田の両CTで名古屋港埠頭と共同で目視点検した結果、存在は確認できなかったと報告しました。
他に、私が独自で調査した中では、新潟港と那覇港も存在を確認出来なかったとしています。
今後、国土交通省から調査結果の発表があると思いますが、四日市港の調査結果についても非常に気になります。(23日付けで発表がありました。)
国土交通省から、23日付けで調査結果の発表がありました。結果、緊急点検の対象港125港のうち、神戸港を除くすべての港湾で確認できなかったとのことです。(四日市港も確認した結果、存在しなかったのでしょう。)
また、南沙港から貨物を取り扱っている港湾が神戸港以外に13港ありますが、そのいずれも確認できませんでした。
特定外来生物「ヒアリ」の国内初確認に伴う緊急点検結果(国土交通省港湾局HP)
ということで、一安心となりそうですが、ヒアリ自体、南米原産ではありますが、すでに中国南部や台湾にも定着していますので、今後の状況によっては、その方面で輸出入するコンテナを取り扱う港湾は継続して、調査する必要があると思いますので、当分は、目を離せない状況が続くと思われます。
なお、参考までに、四日市港には、南沙港に直接寄港しているコンテナ船はありません。